山根視来「何か起こしたい」W杯最終予選初出場で決意 3月韓国戦再現だ
「W杯アジア最終予選、中国-日本」(7日、ドーハ)
日本代表は5日、W杯カタール大会アジア最終予選第2戦の中国戦に向けて現地で調整を行う。練習に先立ちオンライン取材に応じたDF山根視来(27)=川崎=は「何かを起こしたい」と初の最終予選出場に意欲を示した。
遅咲きのサイドバック(SB)が新風を吹き込む。山根は「何かを起こしたい」と決意をにじませた。不動の右SB酒井がオーバーワークを考慮されて離脱。代役はDF室屋の起用が有力だが、山根も虎視眈々(たんたん)と出番をうかがう。
前回の最終予選。初戦を落とした当時のハリルホジッチ監督は第2戦のタイ戦で先発3人を入れ替え、新たに起用した原口、浅野の得点で勝利し、最終予選の流れを一気に引き寄せた。今回も風向きを変える新戦力の台頭が期待される。
山根は代表デビューとなった3月の韓国戦で史上34人目の初出場初得点を決めている。“何かを起こす”潜在能力は秘めている。初の最終予選に「熱量は2次予選からはるかに感じる。そこを上回らないと出場できない」と気合を入れた。
「憧れる場所」というW杯。「1年前までは夢の舞台だったが、現実に手が届くかもしれないところまで来ている。勝ち点3のために自分の持っているものを捧げるつもり」。山根の“熱”が右サイドから日本の推進力となる。