日本代表DF冨安健洋獲得を英アーセナルが発表 背番号18 クラブ史上4人目の日本人選手

 イングランド・プレミアリーグのアーセナルは31日(日本時間9月1日)、イタリア1部(セリエA)ボローニャから日本代表DF冨安健洋(22)を獲得したと発表した。背番号18。クラブ公式サイトは「長期契約」を締結したとしているが、契約期間は明かされていない。英スカイスポーツなどによると移籍金は1980万ポンド(約30億円)。2025年6月末までの4年契約で、1年間の延長オプションが付帯しているという。

 福岡県出身の冨安は2018年1月に当時J2の福岡からベルギー1部シントトロイデン入り。2019年夏にボローニャへ完全移籍し、昨季はセンターバックと右サイドバックを主戦場にリーグ戦で31試合に出場し2得点を挙げた。19歳だった2018年10月に日本代表デビューを果たし、国際Aマッチ通算23試合1得点。日本が4位に入賞した東京五輪では左足首の負傷もあって3試合の出場だった。

 W杯カタール大会アジア最終予選に臨む日本代表にも招集されているが、移籍手続きを優先して代表への参加を回避。9月2日のオマーン戦(大阪・パナソニック吹田)を欠場し、同7日に中国戦が行われるカタール・ドーハで合流する予定となっている。

 冨安を巡ってはイングランド・プレミアリーグのトットナムなども獲得に乗り出していたとされるが、トットナムは現地時間31日にスペイン1部バルセロナから、右サイドバックを主戦場とするブラジル代表DFエメルソン・ロイヤル(22)を獲得していた。

 アーセナルはイングランドの首都ロンドンの北部を本拠地として1886年に創設された。2003-04年に無敗優勝を達成するなどリーグ優勝13回を誇る名門だが、今季は8月28日のマンチェスター・シティー戦に0-5で大敗するなど開幕3連敗(0得点9失点)で最下位に沈んでいる。ミケル・アルテタ監督は公式サイトを通じ「健洋はセリエAと国際レベルでの経験が豊富なディフェンダーだ。優れた守備力、高い技術、ボールを持った時の冷静さを備えた万能型のディフェンダー。我々のチームの重要な一員となるだろう。国際試合から戻り、合流することを楽しみにしている」とコメントした。

 日本人選手はMF稲本潤一(現J2相模原)、FW宮市亮(現J1横浜M)、FW浅野拓磨(現ドイツ1部ボーフム)に続き4人目となる。

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