東京五輪に出場するサッカー男子の日本代表は１４日、五輪前最後の強化試合となるＵ－２４（２４歳以下）スペイン代表戦（１７日、ノエビアスタジアム神戸）に向けて、神戸市内で調整した。ＭＦ三笘薫（２４）＝川崎＝は２日連続別メニュー調整で、スペイン戦を欠場する可能性が高まった。

　選手たちがメニューを消化する傍らで、右太ももの張りを訴えていた三笘は感触を確かめるように歩行した後、室内調整に入った。

　練習に先立って行われたオンライン取材では患部の状態について「今後は徐々に練習に参加していくことになる」と語ったが、２日連続の別メニュー調整で、スペイン戦欠場の可能性は高まった。

　スペイン戦は本大会前の最後の実戦機会だが、６月の代表活動では主力メンバーと連係を深めており、ぶっつけ本番となっても不安はない。五輪初戦の南アフリカ戦（２２日）は「間違いなく大丈夫だと思っている」と出場に意欲を示した。

　１週間後に迫った大舞台に向けて、今はコンディション調整に注力していく。