J1神戸・イニエスタ 今季1号は決勝PK弾!復調した主将が2試合ぶり白星導く
「明治安田生命J1、福岡1-2神戸」(19日、ベスト電器スタジアム)
代表戦による中断から再開し、神戸が福岡に2-1で競り勝った。開始2分に日本代表FW古橋享梧(26)が先制。後半35分にMFアンドレス・イニエスタ(37)がPKで今季リーグ戦初ゴールとなる決勝点を奪い、勝ち点31で暫定5位に浮上した。
気温30度近いしゃく熱のピッチで繰り広げられた激闘に、イニエスタが終止符を打った。1-1の後半35分、今季リーグ戦初得点となるPKを決め「久しぶりのJリーグのゴールで勝利に貢献できて良かった」と笑顔で振り返った。
PKを得たのもその高い技術から。ペナルティーエリア内の右で守備陣に囲まれたが、狭いところから背後のスペースに浮き球パス。走り込んだ酒井からの折り返しが相手のハンドを誘った。「蹴りたい方向の逆にGKが来る、という確信があった」と冷静に右隅に突き刺した。
2020年12月に受けた右大腿部手術から、5月1日の広島戦で途中出場して復帰。同22日から先発し、6月13日のルヴァン杯プレーオフ第2戦では、今季の公式戦初ゴールをマークした。
2試合ぶりの白星で5位に浮上し、次節から2試合は下位の横浜FC、湘南をホームに迎える。「この流れと自信を持って、いい結果を残し続けたい」。復調した主将が、勢いをもたらす。