神戸・古橋 メッシを思い起こさせる胸ゴール「確実に押し込みました」3年連続2桁弾
「明治安田生命J1、福岡1-2神戸」(19日、ベスト電器スタジアム)
神戸のFW古橋亨梧が胸で押し込む先制ゴールで今季10得点目をあげ、3年連続となる2桁得点をマークした。同点にされたものの、後半35分にイニエスタが決めたPKで神戸は勝利。勝ち点を31に伸ばした。
前半2分、古橋が先制ゴールを決めたが、これがバルセロナの絶対的エース、メッシを思い起こさせる一撃だった。右サイドに展開し、DF酒井高徳がアーリークロスを入れる。直前の駆け引きでマークを外していた古橋は、ワンバウンドして入ってくる軌道のボールに体を投げ出して、胸で押し込んだ。
これが、2009年のクラブW杯決勝、エストゥディアンテス戦でメッシが見せた胸で決めた決勝ゴールと似た展開だった。
試合後のオンライン会見では、「より確実に、胸で。前がゴールだったので、胸で確実に押し込みました」とヘディングではなく胸を選んだことを振り返った古橋。2桁得点については「僕1人で3年連続で2桁取れる力はないと思うので、まわりのおかげで。みんなのおかげで。感謝したいですし、あとは今日しっかり勝ててよかったです」と、チームメートにも感謝しつつ、勝利を喜んでいた。