吉田麻也はなぜ相手に激高したのか「大人げないなと思われるかもしれないですけど」

 後半、田中(左端)に対するラフプレーに詰め寄る吉田(22)
 前半、ボールを回す吉田(左)=撮影・北村雅宏
 後半、ボールをキープする吉田麻也(撮影・北村雅宏)
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 「国際親善試合、U24日本代表6-0U24ガーナ代表」(5日、ベスト電器スタジアム)

 OA枠3選手が先発出場したU-24日本が攻撃陣のゴールラッシュで快勝した。

 A代表でも主将を務めるDF吉田麻也(サンプドリア)がOA枠として加入し、主将を務めた。後半26分にMF田中がガーナDFアシンキに危険な足裏タックルを浴びると、吉田が動いた。すぐにアシンキの元へ詰め寄り、襟元をつかんで激しく抗議した。この後、アシンキにはイエローカードが提示された。

 吉田は「相手が点差が開いてラフなプレーが出てきた。審判も日本人の方だったので、多分、非常にやりづらかったと思うんですよね」と試合の流れを振り返る。そして自身の行動について「まあ、僕はやっぱり、そんなに長谷部さん(前の日本代表の主将の長谷部誠)みたいに優等生ではないので。ハハハ」と冗談めかしながら、「まあ、かわいい選手たちが削られたら、やっぱりそこはいかなきゃいけないし」と思いを明かした。

 そして、「テレビで見ている人なんかは『吉田はオーバーエージなのに大人げないな』と思われるかもしれないですけど、それもゲームマネージメントの一つなので。特に練習試合のこういう時は、次やったら許さないぞ、という意思表示を出さないといけないし、実際、多分そのプレーの後はラフプレーなくなったと思うので、その辺は見て、感じてほしいなと思いますね」と語った。

 今回は無観客でスタジアムの雰囲気が変わる、ということはないが、ジャッジングの流れも含め、「そういうのも味方にするっていうのも、試合をマネージする(試合の流れをつかむ)一つの術(すべ)なので」と語った。主将として、チームの危機にはどんな場面でも体を張る。

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