U24対A代表“兄弟ガチ対決”前に“舌戦” 長友「怖いです(笑)」堂安「ガツガツくる」

 ボール回しで調整するU-24代表の堂安
 堂安とのマッチアップへ気合が入る長友(撮影・金田祐二)
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 「強化試合、日本代表-U-24日本代表」(3日、札幌ドーム)

 サッカー日本代表と東京五輪世代のU-24(24歳以下)日本代表は2日、強化試合に向け、試合会場で冒頭15分間を除く非公開で最終調整を行った。左サイドバックで先発出場が濃厚な日本代表DF長友佑都(34)=マルセイユ=は、対峙(たいじ)するとみられる右MF堂安律(22)=ビーレフェルト=らに対して「堂安さんも久保さんもすごく怖いです(笑)」と冗談を交えながら闘志を燃やした。

 “兄弟対決”を前に火花を散らした。日本代表DF長友は「(相手の)名前はU-24ですけど普通に日本代表同士のガチンコ対決になる」。“兄貴分”として手加減するつもりはないと宣言した。

 国際親善試合ジャマイカ戦が中止になったことで日本代表とU-24日本代表の対戦が急きょ決定。左サイドバックで先発出場が濃厚な長友は、相手の右サイドに入る見込みのMF堂安やトップ下のMF久保建とのマッチアップとなる。12歳以上も年上だが、「堂安さんも久保さんもすごく怖いです(笑)」と冗談を交えつつ、「『長友ネガティブになっているな』と隙を見せながら、狙ってきたところをバチっと止める」と迎え撃つ準備はできている。

 一方、長友を“兄貴分”として慕う堂安は「すごく楽しみ。あの人のことだから気にせずガツガツくると思う」と待ち望んだ。その上で「チームのためにプレーできたら」とU-24代表の10番を背負う自覚も口にした。

 3人のオーバーエージ(OA)がU-24代表に入り、A代表のレギュラー同士が対決することになった。MF南野はトップ下ならボランチの遠藤航と、左サイドならDF酒井と対峙し、FW大迫はDF吉田と競り合うことになる。

 U-24代表にとっては東京五輪への最終選考で、A代表にとっては最終予選に向けた絶好のアピールチャンスとなる。U-24代表を率いる横内監督は「コンセプトをどう発揮できるか」と狙いを掲げ、森保監督は「U-24の選手たちにはギラギラしたものをぶつけてほしい。A代表は持っているものをしっかり出すこと」と要求。意地とプライドを懸け、異例の対決で激しくぶつかり合う。

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