FC大阪2年ぶり6回目の天皇杯出場へ ティアモ枚方とのJFL対決に劇的勝利

 「大阪選手権・決勝、FC大阪2-1ティアモ枚方」(8日)

 天皇杯大阪府代表を懸けた第26回大阪サッカー選手権大会・決勝が行われ、大阪から3番目のJリーグ入りを目指すJFLのF.C.大阪が2-1で同じくJFLのティアモ枚方に逆転勝ちし、2年ぶり6回目の優勝を飾った。試合は大阪府への緊急事態宣言の発出に伴い、無観客・会場非公表とし、感染防止対策を徹底した中で行われた。

 対戦カードは昨年と同じ顔合わせとなった。F.C.大阪は5日のリーグ戦からスタメン全員を入れ替え、加入後初出場となるGK速水やDF佐藤、FW高橋、また今季公式戦初出場となるDF美馬、DF岩本、FW横野が名を連ねた。

 前半を0-0で折り返すと、後半16分に試合が動く。F.C.大阪DF附木のクリアボールを枚方FW松本に押し込まれ、先制を許した。

 反撃に出るF.C.大阪は17分にMF浜野、MF渋谷を投入し、攻撃を活性化。25分にはMF水野、FW川西、33分にFW塚田を投入し、流れをさらに引き寄せると、37分に相手GKからのボールを浜野がインターセプト。フリーになっていた渋谷がパスを受け、ゴール右隅に流し込んだ。

 ここまでシュート数はF.C.大阪16本、枚方9本。数字が示すように終始圧倒していたが、逆転弾があと一歩届かない。このまま2年連続の延長戦に突入するかと思われた後半ロスタイム。浜野が蹴ったCKを、マークを振り切った岩本がヘディングシュート。この17本目のシュートが、相手ゴールに吸い込まれた。逆転に成功したその瞬間に試合終了のホイッスル。ラストプレーで勝利を決めた。

 クラブ・チームが一丸となってつかみ取った優勝カップ。試合終了後、今年2月に急性劇症肝炎のため急逝した疋田晴巳前社長が描かれた横断幕の前に捧げられた。

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