Ｊ１神戸の日本代表ＦＷ古橋亨梧（２６）が８日、横浜Ｍ戦（９日・日産ス）を前にオンライン取材に応じた。現在得点ランク首位タイの９得点を重ねているエースは「僕がシュートを打って調子が上がれば、チームの調子も上がると自分では勝手に思っている」とチームをけん引する決意を示した。

　現在１２試合９得点と開幕前に目標に掲げていたシーズン１５得点を早々とクリアしそうな勢いを見せている。「点数的にはすごく早いですけど。一人でここまで来られたわけではないので。チームメイト、応援してくださる皆様に感謝したい」と振り返る。「だからこそひとつひとつゴールを決めていかないといけないというプレッシャーに今は打ち勝つように。チーム内でもたくさんシュートを打たせてもらえているので、それが結果につながっていると思いますし、自信を持って自分のプレーができている証拠なのかなと思います」と現状について語った。

　対戦相手の横浜Ｍには古橋を１点差で追うＦＷ前田、オナイウがいる。その存在については「特に意識せずいつもどおり自分がやれることをやってチームが勝てるように９０分プレーできたら」と平常心を強調した。古橋は昨季の横浜Ｍ戦でホーム＆アウェーとも１ゴールを決めている。

　４位の横浜Ｍは開幕戦で０－２で敗れて以降、リーグ戦１０試合無敗を続けている。しかし５位の神戸も勝てば、順位が入れ替わる重要な一戦。「負けなしですごく勢いに乗っていると思いますし、僕たちも耐える時間が長くなると思いますけれど、ひとつになって戦えたら」と力を込めた。