どうなる欧州スーパーリーグ さっそく混乱や軋轢が発生、スペインでも憶測広がる

 サッカーの欧州強豪クラブが新たに「スーパーリーグ」を創設することで合意したと18日、参加12クラブが発表した。これを受けて、サッカー界には反響が広がっており、主導的な役割を果たしているレアル・マドリード、フロレンティーノ・ペレス会長のおひざ元であるスペインでも様々な憶測が広がっている。同国のマルカ、アス、スポルト紙などが19日までに報じた。

 マルカ紙は今後メンバーになると考えられる3クラブについて、パリ・サンジェルマン(フランス)、バイエルン・ミュンヘンとボルシア・ドルトムント(ともにドイツ)を予想。さらに招待を受けて参加することになる5枠は、ベンフィカとポルト(ともにポルトガル)、欧州制覇4回を誇るアヤックス(オランダ)、さらに古豪セルティック(スコットランド)あたりを候補とし、東欧からの参加はないとみている。その後、翌シーズンからは前年の成績に応じて5チームが入れ替えになると予測する。

 リーグ創設については、国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)が全面的に反対の姿勢。これまで上記12クラブと調整してきたFIFAは「国際的なサッカー構造の中で“閉ざされたヨーロッパ分離主義リーグ”への不承認を表明することしかできない」との見解で、UEFAは参加クラブや選手は主催大会への出場禁止とする方針を示した。スペインリーグ機構のハビエル・テバス会長も「スーパーリーグは中期的には成功するかもしれないが、長期的に失敗する」と発言している。

 なお参加を表明した12クラブは、スペイン1部のレアル・マドリードやバルセロナなど3クラブ、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド、リバプールなど6クラブ、イタリア1部のユベントスなど3クラブで3カ国のビッグクラブのみとなっている。

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