J1徳島 バトッキオが合流 隔離生活は「しんどかった」5カ国語操るMF
J1徳島の新外国人MFクリスティアン・バトッキオ(29)が15日、チームに合流し、練習に初めて参加した。先月29日に来日したバトッキオは、Jリーグが福島のJヴィレッジで一括管理する防疫措置「Jリーグバブル」を経験。14日間の隔離生活を語った。
「本当に自由を感じている」。晴天の下での練習を終えたバトッキオは、笑顔でそう語った。
福島に入ってから4日間は部屋から出られず「何もできなかった」。フィジカルコーチから課されたメニューも消化することができず「イライラではないが、しんどかった」と、振り返った。5日目の夕方から、グラウンドの4分の1を使って、1時間の運動が可能になったという。
食事は毎日決まった時間に部屋の前に置かれ、福島では人と接する機会はほとんどなく、人との会話はコーヒーなどを注文する時だけ。「冗談ぽく聞こえるかもしれないが、部屋のドアをノックされて開けたら、その人が走って離れていってしまうような、そんな感じ」と苦笑した。
5カ国語を操り、監督とはスペイン語で、日本人選手とは英語で、ブラジル出身のジエゴとはポルトガル語、セルビア出身のドゥシャンとも会話を交わしたという。チームに関して「若くて、みんなが上を目指していて、未来のあるチームだと思う」と印象を語ったバトッキオ。コンディションを整えて早期の試合を目指す。