「バブル方式」コロナ対策も…日本A代表に陽性者 濃厚接触者なし、韓国戦は開催へ

 日本サッカー協会は23日、国際親善試合の韓国戦(25日、日産)とW杯アジア2次予選モンゴル戦(30日、フクアリ)に臨む日本代表の斉藤俊秀コーチ(47)が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表した。濃厚接触者はいないことが確認され、試合は開催される。日本代表は横浜市内で冒頭15分間を除く非公開で調整を行い、DF吉田麻也(32)=サンプドリア=らが合流し、23人全員がそろった。

 日韓戦を控える日本代表に衝撃が走った。オンライン取材に応じた日本協会の反町技術委員長によると、日本代表のスタッフ陣は21日午後に宿舎に集合し、検査で全員の陰性が確認されていたが、翌日朝の検査で斉藤コーチに陽性反応が出たという。斉藤コーチは無症状だが、現在は部屋で隔離されている。

 選手との接触もなく、保健所によって濃厚接触者はいないと確認されており、韓国戦を含む2試合は予定通り開催される。ただ、JリーグのG大阪では保健所から濃厚接触者なしの判断を受けながらもクラスター(感染者集団)が発生しており、予断を許さない。

 日本協会は新型コロナ感染拡大後、国内初となる代表戦に向け、外部との接触を遮断する「バブル方式」を導入し、厳格な感染対策を実施してきた。本格的な代表活動直前の感染とはいえ、関係者の衝撃は小さくない。

 反町技術委員長は「予防しながら活動していくという前提でやっている。前に進んでいくしかない」と、厳しい表情で語った。

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