J1神戸・DF菊池「日本代表に入る」 釜石出身、節目の年に決意
釜石初のJリーガーことJ1神戸DF菊池流帆(24)が5日、オンラインで取材に対応し、東日本大震災から10年となる今季、日本代表を目指す決意を誓った。
岩手県釜石市出身の菊池は中学2年で被災。小学生時代のコーチを津波で亡くした。「地元に帰って大変な場所も見てきましたし(復興は)まだまだ。今できることを最大限にすることが自分の務め」。節目の年に「日本代表に入ることです」と目標を掲げた。
J2山口から昨季神戸に加入。ACLではDFフェルマーレンとのコンビで4強に貢献した。試合中、スタジアムにとどろく雄たけびも話題を呼ぶ。「苦しい時に歯を食いしばってやれる選手の代表として僕がいる」。強い精神で守備陣を支える。まずは徳島戦(6日・ポカリ)で2戦連続の完封を目指す。