「明治安田生命Ｊ１、川崎２－０横浜Ｍ」（２６日、等々力陸上競技場）

　横浜Ｍが２失点で川崎に敗れ、２年連続で開幕黒星となった。

　前半１７分、右サイドから完全に崩されて先制を許すと、前半終了間際にも得点を奪われた。攻撃では後半にゴールへ迫るシーンを増やしたが、最後までネットを揺らせなかった。開幕戦を無得点に終わり、ポステコグルー監督は「自分たちがやろうとしていることが全く出なかった残念な試合」と悔やんだ。

　メンバーでは、ルーキーのＦＷ樺山諒乃介（興国高）がクラブ１４年ぶりの高卒新人開幕スタメンに抜てきされた。「まさかスタメンとは思わなかった。うれしかった」とＪ１デビューを振り返った。

　前半１７分にはクロスでＭＦ天野純のシュートを演出。その後も左サイドを鋭いドリブルで突破するなどハーフタイムでの交代までプレーした。試合後には「どれだけ自分が自信を持って挑んでも、やはり王者はすごかった」と力不足を口にした。指揮官は「ポテンシャルも伸びしろもまだまだある選手」と今後に期待を寄せた。

　これで昨季から川崎にはリーグ３連敗。樺山は「悔しい思いを次に川崎とやる時に見せたい」と次の対戦を見据えた。