神戸が完全移籍でU20ブラジル代表リンコン獲得 平野SD今季目標「タイトル獲得」
J1神戸は20日、オンラインによるサポーターカンファレンスを開催し、2月1日付で社長に就任予定の徳山大樹副社長執行役員(31)らが参加した。チーム編成を担う平野孝スポーツダイレクター(46)は今季目標を「タイトル獲得」と明確にし、ブラジル1部フラメンゴのU-20ブラジル代表FWリンコン(20)を完全移籍で獲得したことを参加した約400人のサポーターに発表した。
昨季途中の9月に三浦淳寛監督(46)が就任。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)こそ準決勝に導いたが、リーグ戦では14位と低迷した。徳山副社長は「期待を裏切る結果になったことは受け止めている」と振り返る。
引き続き「アジアNo.1」を掲げるクラブだが、まずはACLの舞台に戻ることが目標になる。リンコンについて、平野SDは「将来有望な選手。多くの得点、勝ち点を取ってくれる」と期待した。
オフはDF西大伍(33)、FW小川慶治朗(28)ら主力の退団が続いた。大黒柱のMFアンドレス・イニエスタ(36)は右大腿直筋近位部腱断裂の手術を受け、開幕から当面は不在。サポーターの不安が募る中、クラブは共闘を訴えた。