レアルがリーグで格下アラベスに敗戦 痛恨ミスで失点…CL意識し過ぎで取りこぼしか?
「スペイン1部リーグ、レアル・マドリード1-2アラベス」(28日、マドリード)
レアル・マドリードが、序盤のPK献上やGKの痛恨ミスなどで格下アラベスに敗戦した。今週は欧州CLでインテル・ミラノに0-2で快勝し、来週には決勝トーナメント進出を賭けてシャフタル・ドネツクと対戦するが、運命の一戦を前に“まるで心ここにあらず”な戦いぶり。これで今季リーグの本拠地試合は4試合で2敗を喫して勝率5割、リーグ順位も暫定4位に沈んでいる。
開始3分にDFナチョが相手選手のシュートを手で防ぎPKを献上し、先制点を許した。その後は攻撃に人数を割いて逆転を狙うも、後半立ち上がりにGKクルトワのフィードを相手FWにカットされ2点差に。終盤になってMFカゼミーロが点差を縮め、試合終了直前のロスタイムにはMFイスコのミドルシュートがゴールバーを叩いたが、決定機の数は相手の方が多かった。
フィジカル的な問題から27分で交代したベルギー代表MFアザールに対しては、今季ここまで出場時間が全試合の31%に止まっていることから、スペインのスポーツ紙アスが「アザールはベイル」と短期間で負傷を繰り返した前所属選手になぞらえて酷評。攻撃参加したDFマルセロが相手DFに髪を引っ張られエリア内で倒れたシーンもあり「今日VARは開店休業」と皮肉るメディアもあった。
ジダン監督は試合後「こういう形で試合を始めると全てが難しくなる。我々はチームとしてのことをやらなかった。特に立ち上がり我々は悪い試合をした」と総括。クルトワらのミスについては「(選手)一人一人を捕まえて批判するべきではない。責任は監督の私にある」とした。