川崎・中村憲剛が有終の美 後輩のニクい演出「ちょっと泣きそうになりましたね」

 2年ぶり3度目のリーグ優勝を果たして喜ぶ中村(撮影・堀内翔)
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 「明治安田生命J1、川崎5-0G大阪」(25日、等々力陸上競技場)

 川崎が2位・G大阪に5ゴール圧勝し、2年ぶり3度目のJ1優勝を決めた。今季限りでの現役引退を表明しているMF中村憲剛(40)は後半41分から途中出場。歓喜の瞬間をピッチで迎えた。

 「もう最高です。最高以外の言葉が浮かばない。初優勝の時とはまた違う光景で、1年間の闘いの成果がしっかりゲームに反映され、本当にフロンターレらしい優勝ができました」

 4点リードの後半41分にMF大島と交代でピッチに立った。出場停止のDF谷口主将に代わってこの試合でキャプテンマークを巻いた大島はそれを外し、丁寧に中村の左腕に巻いた。「ニクいことするなって思いましたね。ちょっと泣きそうになりましたね。僚太、ちゃんと育ったなって。ハハハ」と中村は笑顔で感激の瞬間を振り返った。

 終了のホイッスルとともに盟友・FW小林と抱き合って喜びを分かち合った。そこに次々と若手が飛び込んでくる。「子供を見る親みたいな感じでしたね。だいぶ離れている選手多いんで」と40歳のベテランは語る。「みんな若い時からフロンターレのために頑張って、ここまでチーム作ってくれたんで。今日、俺はそこに乗っかるだけだったんで。みんなが強いフロンターレを作ってくれたので、僕は心おきなく先に進みたいと改めて思いました」と現役ラストシーズンを終える思いを口にした。

 優勝インタビューの最後には「皆さんもおめでとうございました」と声を張り上げた。ホーム等々力で1万1360人のサポーターによる手拍子の中、川崎の象徴・憲剛が有終の美を飾った。

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