“ファイター”遠藤航がマウスピースを着用した理由 サッカー・パナマ戦で存在感
サッカー日本代表は15日、国際親善試合メキシコ戦(現地時間17日)に向けて、オーストリア・グラーツ近郊で練習を行った。練習に先立ちオンラインでの取材に応じたMF遠藤航(27)=シュツットガルト=はパナマ戦から着用するマウスピースについてのこだわりを語った。
マウスピースは青と赤の2種類を用意。それぞれ日本代表とシュツットガルトのチームカラーにちなんでおり、シュツットガルト在住の日本人歯科医に作製を依頼し「いろいろ試している段階」という。
その効果については「話すと長くなっちゃうんで別の機会で詳しく話したい」と多くは語らなかったが、「基本的には歯をしっかり守るということ。自分のイメージとして球際が強い、デュエルで強いみたいなイメージが浸透しつつあるので、ファイターらしく見えるかなというのもある」と導入の理由を説明した。
さらにボランチとしての注目度を上げる狙いもあるという。ドイツ1部ブンデスリーガの公式サイトによると、遠藤はデュエル勝利数116回でリーグ1位に君臨しており、傑出した球際の強さに注目が集まっている。「“デュエルマスター”とか言われたり、ちょうどそういうタイミングなので、マウスピースをつけて守備的MFが僕だけじゃなく注目されるようになっていけばうれしい」と思いを語った。
マウスピースという新たな相棒を得て、メキシコ戦でも“デュエル王”としてさらに名を上げる。