日本代表MF南野「何かを示したい」 リバプールで出場機会減少も躍動誓う

 「国際親善試合、日本-パナマ」(13日、グラーツ)

 サッカー日本代表は11日、オーストリアのグラーツで合宿3日目の練習を行った。練習前にオンライン取材に応じたMF南野拓実(25)=リバプール=は、所属クラブでの出場機会減少を「コンディションは問題ない。悲観的にはとらえていない」。前回の代表活動で背番号10を背負ったアタッカーは「ここでのプレーで何かを示したい」と躍動を誓った。

 自らの価値を証明する用意はできている。世界屈指の強豪では、公式戦3戦連続で出場機会なし。直近のマンチェスター・シティーとの大一番ではベンチ外にもなった。それでも南野はキッパリと「サッカー選手としてそれは起こりうること。悲観的にはとらえていない」と話した。

 冷静な語り口とは裏腹に、心は燃えている。「悔しい気持ちはある。(クラブで)試合に出場している時間は短いですけど、個人的にはコンディションの面は問題なく、トレーニングもちゃんと積んでいる。試合時間が短い分、ここ(代表)でのプレーで何かを示したい気持ちが強い」と気合を見せた。

 強い気持ちの裏には、これまで壁を乗り越えてきたという自負があるから。プレミア王者の攻撃陣に割って入るのは決して容易ではなく「今まで試合に出られなかった時とは状況が違う」。そう冷静に話しながらも「挑んでいく気持ちはあるし、試行錯誤は今までよりもやっている。自分なりに解決していければ」と元来の勝ち気な性格をのぞかせた。

 日本代表では攻撃の中核を担うが「僕的には、ここでもチームでも、確約された場所はない」。勝利のために全力を尽くす背番号10が、年内最後の代表活動となる2連戦で存在感を放つ。

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