サッカーＪ１川崎の元日本代表ＭＦ中村憲剛（４０）が１日、今季限りで現役を引退すると発表。オンラインで取材に応じた。

　気になるセカンドキャリアについて問われた中村は「チームとも多少、話はしている。ただ、これというはっきりした形はできていない」と話した。

　川崎一筋１８年。「フロンターレから離れるつもりはない。かといって、フロンターレだけをやるつもりもない。そこはフレキシブルに動けるように」とイメージを語る。そして「自分が知らない世界も経験しないといけないところもあるので、あまり決めすぎず、自分のやるべきことを探していけたらいい」とした。

　高い戦術理解度があり、自らの考えを言語化して周囲に伝えることに秀でている中村だけに、指導者転身への期待も高まる。「漠然と、その考え（指導者）は持っている。ただそれは自分がここから先どういう道を進んでいくかにもよる。ただ、全く除外していることはない」と現状の考えを明かす。「ただ監督は大変そうだなと鬼木さんを見ていて思ってます。ただ、絶対やった方がいいと鬼さんも言っているのでちょっと興味はあります」と話した。