中村憲剛 40歳での引退決めていた だからこそ絶対に復帰…決勝ゴール翌日の引退会見

 オンラインで引退会見を行った中村憲剛(川崎フロンターレ公式YouTubeチャンネルより)
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 サッカーJ1川崎の元日本代表MF中村憲剛(40)が今季限りで現役を引退することを1日、発表した。同日午後3時からクラブの公式YouTubeチャンネルなどでオンライン会見を行い、自身が発表した。

 会見の中で中村は40歳での引退を早い段階で決めていたことを明かした。昨年11月に左膝前十字じん帯損傷の大けがを負って長期離脱。「40(歳)で終わるという終着点が見えた時、リミットを決めていた中で前十字を切ったので、これは復帰した姿を見せて、前例のないものを見せると決めた」と明かす。

 その言葉通り過酷なリハビリを耐え抜き、8月29日のリーグ清水戦で先発して復帰すると、同戦で今季初ゴール。さらに、プロのキャリアの中で「誕生日と試合が重なるのは初めてだと思う」という10月31日のFC東京戦でも決勝点をマークするなど“役者の違い”を見せた。

 決勝ゴール翌日の引退会見。「中村憲剛やるじゃん、すげえって言ってもらえる形まで戻したかった。リハビリやトレーニングでどんどんそういう自分でありたいと期待した。それを見せることができて、周りのみんなには感謝しかないと痛感する一年でしたね」と、しみじみと語った。

 サポーターに直接伝えたかったためライブ配信での引退会見を選択したという。「お別れの話をして、その後に試合がないというのは自分の中ではないなと」と、シーズン中での引退発表の理由も語った。「これだけ温かいリーグは世界中見渡してもない。Jリーグが大好きで、感謝しかない。フロンターレに、Jリーグに育ててもらい、日本のサポーターに支えてもらいここまできた。今後も日本のサッカーの発展に貢献してきたい」と話した。

 首位を快走するチームで有終の美を目指す。「みんなと試合をできるのは最長で2カ月。1日も無駄にしたくないし、楽しみたい。みんなとタイトルを取りたい。ここからは競争。最後まで試合に出続けたい」と決意を示した。

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