FC大阪4ゴール完勝で6戦ぶり勝利 J3入会圏内の暫定3位に浮上

 「JFL、テゲバジャーロ宮崎0-4FC大阪」(11日、串間市総合運動公園陸上競技場)

 大阪から3番目のJリーグ入りを目指すFC大阪はアウェーでテゲバジャーロ宮崎に4ゴール快勝。リーグ戦6試合ぶりの勝利を飾り、暫定3位に浮上した。

 この試合は9月6日に予定されていたが、台風10号の影響で延期。くしくもその延期日程も台風14号来襲の予報と重なり、FC大阪は移動できない事態を避けるべく、前々日となる9日に、陸路で現地入りした。だが台風が早まり、当日はやや風が強いものの、トラブルなく試合が開催された。

 FC大阪は前節途中出場となったFW川西がスタメンに復帰。ほかは前節と変わらないメンバーでのスタートとなった。

 前半、やや宮崎がボールを動かす時間が多い。しかし、FC大阪は前線から連動した守備で相手に決定的なシュートは打たせない。すると徐々に攻撃のチャンスが生まれる。

 30分、相手陣地の中央でボールを受けたMF水野がドリブルで迫り、そのままシュート。相手DFに当たったが、そのこぼれ球を拾い、再びシュートを放つと、今度はゴールに吸い込まれ、6試合ぶりの先制点をもぎ取った。その3分後には、相手のボールを奪い取ったFW横野が先制点を決めた水野にパス。ボールを受けた水野がドリブルで相手DFを交わしてミドルシュート。この強烈なシュートも相手のゴールに吸い込まれ、前半で2点のリードを奪った。

 後半に入っても勢いは止まらない。15分には相手ゴール前でDF舘野がボールを取り返し、細かいパスをつないで、最後はMF斉藤がミドルシュート。相手GKの手をはじき、3点目が決まった。27分には直前に投入されたMF前田が粘りボールをキープすると、川西、MF須ノ又とパスをつなぐ。須ノ又は相手の意表を突く、技アリのループシュートを沈め、4-0とリードを広げた。

 守備でも前半はGK永井のビッグセーブや、ディフェンス陣が体を張り得点を許さず、後半は相手にやりたい攻撃を一切させずシャットアウトした。台風の影響でイレギュラーな移動となったFC大阪だったが、それが功を奏し、約1カ月半ぶりの勝利。暫定順位ながらもJ3入会圏内の3位に浮上した。

 10月17、18日に開催の第24節は、FC大阪は8月2日に消化済みのため、リーグ戦は1週空く。この第24節が終わると全チーム同じ試合数となり、いよいよ今季のJ3争いの大勢が見えてくる。FC大阪は10月24日にアウェーで鈴鹿ポイントゲッターズと戦うが、残り6試合、1つも落とせない試合が続く。

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