遠藤保仁、磐田デビュー戦でフル出場「第一歩を今日踏み出せたというのはいいこと」
「明治安田生命J2、松本0-0磐田」(10日、サンプロ アルウィン)
J1G大阪から磐田へ期限付き移籍加入したMF遠藤保仁が先発し、移籍後初出場した。G大阪時代に経験した13年シーズン以来、7季ぶりとなるJ2でのプレーで、フル出場したが、試合はスコアレスドローに終わった。
攻撃の中心として、多彩なパスを供給し、セットプレーキッカーを務めた。後半25分には直接FKがクロスバーをたたく場面もあったが、ゴール、アシストはならなかった。
試合後の会見では「今野と大森以外は初めてでしたけど、特に問題なくできたと思いますし、特に(守備的MFでの)相方の山本康裕とはスムーズに問題なくできたと思うので。今日出た選手の特徴っていうのはだいたい分かったので。後はいいコンビネーションをつくって、さらにチャンスを多くつくっていければいいかなと思います」と、前向きに語った。
ただ、チームは連敗こそ3で止まったものの、8試合続けて勝ちがなく、J1昇格を考えると苦しい状況にある。「勝ち点3をとるべき試合だったとは思っています」と引き分けに悔しさをのぞかせた遠藤は「みんなの自信を取り戻すためには勝利っていうのが不可欠だとは思うので、次の長崎戦(14日)でしっかりと勝利をして、チーム全体でいい雰囲気でこの連戦を乗り越えることができれば、まだまだチャンスはあると思います」と語った。
ただ、遠藤個人としては、「非常に楽しく試合ができました」と振り返り、「この第一歩を今日踏み出せたというのはいいことかなと思います」と自己評価していた。