J1最終節とACL決勝が同日に 日本勢3クラブは2チーム編成が必要に
Jリーグは2日、10月以降の新たな日程を発表し、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に出場する横浜M、神戸、FC東京の3クラブがリーグ戦とACLを並行して戦う可能性が出てきた。
ACL東地区は2度の日程変更によって11月15日から12月13日までに準決勝を終え、決勝を12月19日に西地区で行うことが決まっていた。
J1最終節は12月19日から変更されず、ACL決勝と開催日が重複することが確定したことで、日本から出場する3クラブのいずれか決勝に進出しただ場合、2チーム分の編成が必要となった。
また、ACLに出場した選手は帰国後に14日間の隔離期間が課されるため、12月7日に予定されている決勝トーナメントに進出した時点で最終節の出場は困難となる。
「2チーム編成」について、Jリーグの黒田フットボール本部長は「戦い方は3クラブの考え方に委ねられるが、現実的に二手に分かれることになる」と語った。
原副理事長は「リーグ戦の価値担保とインテグリティの観点から、最終節をそろえることにした」と説明。Jリーグにとっても苦渋の選択となったが、「『ACLとリーグ戦のいずれも全力で臨みたい』という3クラブの意向を尊重した」と語った。