日本代表オランダ遠征はオール欧州組 帰国後に隔離必要…森保監督「絞っていく」
サッカー日本代表の森保一監督(52)が29日、オンラインで取材に応じ、今年初の日本代表の活動となる10月のオランダ遠征(9日・カメルーン戦、13日・コートジボワール戦、共にユトレヒト)に欧州クラブに所属する選手だけで臨む方針を固めたと明かした。
国内組が遠征に参加した場合、新型コロナウイルスの影響で遠征から帰国後に2週間の自主隔離期間が発生する。指揮官はこの状況を考慮して「Jリーグの公式戦も行われている中でチームから1カ月離れることになると難しい。配慮してメンバーを絞っていく」と語った。
また、欧州内でも「我々が調べている限り、ロシアとセルビアからは(オランダに)入れない」とし、共に国内リーグで好調なMF橋本(ロストフ)、FW浅野(パルチザン)の招集はかなわず。刻一刻と変化するコロナ情勢に対して「その時の状況に合わせたベストで」と話すが、遠征が決まった当初に構想を練った30人弱のチーム編成は縮小される見通しだ。
一方で、現地27日にバルセロナを相手に途中出場してプレーしたMF久保(ビリャレアル)の印象を問われ「(短い時間でも)印象に残るプレーをしていた」と評価。明るい材料もある。海外組を含めたA代表の活動は約1年ぶり。実りの多い活動とできるか。