暫定指揮のビベス・コーチ「だからこそアンドレス・イニエスタ」全4得点に絡む

 「明治安田生命J1、神戸4-3鳥栖」(23日、ノエビアスタジアム神戸)

 両チーム計7得点の“乱打戦”を制し、神戸が公式戦9試合ぶり、ホームでは7月18日の清水戦以来となる勝利をつかんだ。

 元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(36)が前半20分に今季初ゴールを決めるなど1得点2アシストを記録。先制点の起点にもなりチームの全4得点に絡んだ。

 暫定で指揮を執ったスペイン出身のマルコス・ビベス・アシスタントコーチ(45)は「4得点も生み出せるからこそアンドレス・イニエスタと言える。世界のトップに立てる。そういったことを証明した」と最大級の賛辞を贈った。

 試合前日の22日にトルステン・フィンク前監督(52)の事実上の解任が発表され、ビベス・アシスタントコーチも「長い時間を共に過ごし、タイトルも獲得した。今の状況は必ずしも喜ばしいものではない」と複雑な表情を浮かべた。

 異常事態の中、勝ち点3を獲得することに成功し「勝つことができて満足。大事なのは勝つことだった。今の流れを断ち切ること、我々はそれを達成できた」と充実感を漂わせた。

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