サッカーのＪ１川崎のＭＦ中村憲剛（３９）が３１日、全体練習後にオンラインでの取材に応じた。

　昨年１１月に左膝に前十字靭帯と外側半月板の損傷という大けがを負ってから約１０カ月。２９日の清水戦で等々力に帰ってきた背番号１４は、ゴールも奪った復帰戦を「自分が想像していた以上の復帰戦だった」と笑って振り返った。

　自身の選手生活を振り返っても「１０カ月も公式戦から離れることは今までなかった」と話すように、手術、リハビリと段階を重ねてきてこぎ着けた復帰戦。華々しい結果となっただけに、周囲からのお祝いの声が続々と届いたそうで「あまりにライン来すぎてパンクするんじゃないかっていうほど。携帯電話が鳴りっぱなしでした。ライン１００件以上になると、９９に＋という表示になるんですね」と驚きつつも「久しぶりに連絡を取った人も、いつも支えてくれた人も、みんな良かったねと言ってくれて、うれしかった」と実感を込めて語った。

　今後は、徐々にプレー時間も増えていくことが予想される。「そりゃサッカー選手なので（もっと出たい）。でも欲張らずに。いつ使うかは、オニさん（鬼木監督）の判断だと思うので、いつ呼ばれても良いように準備していく」と意気込んでいた。