J1川崎、強さの秘密は選手層と向上心 鬼木監督「ギアが上がる」
サッカーJ1の首位を走る川崎が10日、練習後にオンラインでの取材に応じた。
新型コロナ感染拡大のための中断から再開した7月4日以降、リーグ戦は8戦全勝。過密日程の中にあって無類の強さを見せている。今季は選手の負傷リスク軽減などを目的に試合中の選手交代が従来の3人から5人に増えるなど、ルール面でも変更がある。チームを率いる鬼木監督は「選手層という意味で、ウチは人がいるのでパワーが出せる。僕自身もそうだが、選手間でも新たに選手が入ってくる中でギアが上がるという感覚がある。頼もしい」と手応えを口にする。選手を入れ替えながらも強さを発揮できるのが、連戦を戦う上での強みだ。
さらに強さの要因としては向上心があるという。指揮官は「やってやろう、うまくなってやろうというパワーを感じている。それがゲームにも反映されているんだなと思う」と分析。主将のDF谷口も「連戦を勝ちながら進められているのは良いこと」と前置きしながらも「勝っているから全て満足かというとそうではない。もっとできるよねというコミュニケーションを常に取っている。もっと修正して、もっと圧倒して勝てるようにと。それはチーム全員が持っている」と意識の高さを口にする。
2年ぶりのリーグタイトル奪回に向け、チーム一丸となって高みを目指す姿勢が、強さの源だ。