神戸36歳イニエスタ中3日の鳥栖戦起用へ フィンク監督「大きな変化なくていい」
J1神戸は7日、次節鳥栖戦(8日、駅スタ)に向けて神戸市内で非公開の最終調整を行い、オンラインでの取材に応じたトルステン・フィンク監督(52)は、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(36)のメンバー入りを示唆した。
イニエスタはJ1再開初戦となった4日のホーム広島戦にフル出場。鳥栖戦は中3日となり、11日には中2日でアウェー大分戦も控えている。強行日程の中、5月に36歳を迎えたイニエスタの起用法が注目されたが、フィンク監督は「選手の入れ替えはいつも考えているし、入れ替えないといけないのは分かっているが、まだ再開して2試合目なので大きな変化はしなくていい」と語り、広島戦のメンバーが基本になるとの考えを示した。
元スペイン代表FWフェルナンドトーレスの引退試合となった昨年8月のアウェー鳥栖戦は、神戸が6得点を挙げて大勝した。先発出場したイニエスタは前半20分にPKを決め、50メートル近い超ロングパスで得点を演出するなど異次元のプレーを連発したが、前半終了間際に左太もも裏を痛めて途中交代し、約1カ月間の欠場を余儀なくされた。
広島戦は0-3で完敗したが、フィンク監督は「敗北の後に次の試合がすぐに来るのはたいへんいいこと。すぐに勝ち点を取るチャンスが来るから」と過密日程を歓迎した。「鳥栖は広島とは全く違うプレースタイルだが準備はできている」と、リーグ戦初勝利へ自信を示した。