横浜FC・俊輔が歴代3位!J1最年長出場 ベテラン躍動、39歳MF松井もピッチへ
「明治安田生命J1、横浜FC1-2札幌」(4日、ニッパツ三ツ沢球技場)
2月下旬の第1節以来、約4カ月ぶりに“蹴音”が戻ってきた。新型コロナウイルスの影響による中断が明け、無観客で再開。
やっとこぎつけたJ1再開初戦。ベンチ外のFW三浦はスタンドで見守った。それでも、横浜FCには俊輔がいる。1点ビハインドの後半45分に途中交代でMF中村がピッチに立った。42歳と10日。ラモス瑠偉を超え、J1最年長出場記録の歴代3位に入った。
下平監督は、自粛期間にハードワークに重点を置く戦術に切り替えた。ベテランには厳しい挑戦だが、中盤で俊輔はベテランらしい落ち着いたプレーでチームを引っ張った。
13年ぶりのJ1挑戦となった横浜FC。前半開始早々に札幌の日本代表FW鈴木にJリーグ再開1号となる先制点を取られたが、無観客と言えどもホームで負けるわけにはいかない。同16分には「日頃からポストプレーの質の高さなど勉強になっている」とキングの背中を追う東京五輪世代のFW一美が抜け出し同点ゴールを挙げた。前半優勢に試合を運ぶ場面もあったが、後半8分に鈴木に2発目を許し勝ち越された。
同点からの好機を生かせず、勝ち点3を失った。ただ、39歳のMF松井も途中交代で出場を果たし、横浜FCの元日本代表ベテラン勢2人が同時にピッチに立った。あとはキングを待つのみだ。