マジョルカ久保、レアルに真っ向勝負 強烈シュートにドリブル突破で存在感
「スペインリーグ、レアル・マドリード2-0マジョルカ」(24日、マドリード)
スペイン1部マジョルカのMF久保建英(19)は0-2で敗れたレアル・マドリード戦にフル出場した。イングランド・プレミアリーグで首位リバプールの南野拓実はクリスタルパレス戦の後半29分から出場。4-0で勝ち、25日に2位マンチェスター・シティーがチェルシー戦に引き分けるか負けると30季ぶりのリーグ優勝が決まる。イタリア1部(セリエA)サンプドリアの吉田麻也は1-2で逆転負けしたローマ戦にフル出場した。
前半22分、自ら倒されて得たゴール正面約25メートルの直接FKで、左足を力いっぱい振り抜いた。対戦相手のRマドリードから期限付き移籍している久保建にとって成長した姿を直接示す一戦。強い思いを込めたかのような力強いシュートだったが、枠の上へと外れた。
首位争いをする相手に、ひるむことなく真っ向から挑み続けた。後半17分にはクロースを小回りなターンで振り切ると、さらにセルヒオラモスら2人をやや強引なドリブルで突破して右足シュート。ゴール右にわずかに外れた。終盤には久保建をつぶそうとタックルした相手選手に相次いで警告が出た。
Rマドリード公式サイトによると、ジダン監督は試合前日「彼は継続的にプレーしているし、それは彼の求めていたことでもある」とマジョルカで定位置を確保する久保建の現状に満足感を示していた。実際にピッチで得点に絡んで「恩返し」することはできなかったが、存在感は十分に発揮した。