J3辞退のFC東京U-23「ステップアップ有効だった」中島翔哉、久保建英ら輩出

 FC東京は5日、U-23チームがJ3参加を辞退することがJリーグ理事会で承認されたと発表した。大金直樹社長がオンラインで会見を行い「J3が6月27日に再開後、相当日程が過密になる。その中でスタジアムの確保が困難である」と理由を説明した。

 FC東京U-23は、都内で味の素フィールド西が丘、駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場、江東区夢の島陸上競技場をホームとしていた。「東京のスタジアムは、他競技においても使用頻度が高くなる」と競合がある中で日程が一度、白紙になったことからも再び会場を押さえられるかは不透明な状況となった。

 大金社長は「若手選手は、今季に懸ける想いがあったと思う。こういう判断をした中で選手のモチベーションをどう上げるかは、大きな課題。また、ユース年代、2種登録として出場している選手についてもモチベーションを保てるように」と出場予定だった選手へのケアも行っていくとした。

 現在、日本代表で活躍するMF中島翔哉(ポルト)、DF室屋成(FC東京)、そしてMF久保建英(マジョルカ)がFC東京U-23で経験を積み、育っていった。「ステップアップのためには、すごく有効だった」と大金社長は振り返った。FC東京U-23の選手は、公式戦の機会を失ったことになるが「J3は、あくまでステップ。目標は変わらない。J1で戦う11人にのし上がるモチベーションを持ってほしい」と選手には語った。

 7月4日から再開するJ1のトップチームに関しては「味スタは、五輪期間は解放する方向なので、柔軟に使用させていただけると思っています。東京Vさんと使わせてもらっているが、調整しながら確保できると考えている」と話し、「他の競技が入ってくることも聞いてない」とメドはついている。

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