浦和・大槻監督 J再開、無観客でも「満員の埼玉スタジアムに戻る第一歩」

 J1浦和の大槻毅監督(47)が30日、さいたま市内での練習後、オンライン取材に応じた。新型コロナウイルスの感染拡大により中断していたJ1の再開が7月4日に決定し、「試合が決まったことはうれしかった。一緒にサッカーをする仲間と一緒の時間を過ごせることがこんなに素晴らしいものか」と喜びを語った。

 再開までは約1カ月。現在はまだ6、7人ずつ4グループに分け、接触プレーを控えての練習となっているが「来週からは徐々に取りかかっていく予定」と6月第1週にも接触プレーを解禁していく考えだ。

 「今はアイデアを出している」と今季限りの降格なしや交代枠5人(予定)などのルール変更にも臨機応変に対応していく。

 再開後数節は無観客が想定される。浦和は、2014年に浦和サポーターの一部が差別的な横断幕を試合の際に掲出した制裁として無観客試合を経験している。その当時、実際に現場にいたという大槻監督は「我々が目指すものとは真逆だった。あの空間は、さみしかった」と振り返った。ただ「あの時と今回は状況が違うし、この無観客試合は、たくさんの皆様にこれから来ていただけるスタート地点だと思っている。満員の埼玉スタジアムに戻る第一歩」と前向きに捉えた。

 浦和の目標は「ACL出場」と「得失点差プラス2桁」。大槻監督は「ここ(目標)についてはクラブと確認してぶれずに進んで行きましょうと確認している」。再開後の目指すべき場所は、揺らいでいない。

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