C大阪・柿谷リーグ再開へ「暗い気持ちの人を明るく」 木村花さんの死に沈痛な思いも
J1C大阪のFW柿谷曜一朗(30)が29日、大阪市内で行われた練習後にオンラインでの取材に応じ、リーグ再開に向けて「暗い気持ちになっている人たちを明るくできれば」と意欲をにじませた。
チームは25日から約2カ月ぶりに活動を再開。選手を複数のグループに分けた練習が続くが「今まで普通だったことが普通じゃなかった。一日一日の練習、みんなと過ごす日を大事にしたい」と、日常が戻りつつある喜びをかみしめた。
中断期間中は積極的にSNSで情報発信をしてきた。好意的なコメントの一方で誹謗(ひぼう)中傷も受けたという。22歳で死去した女子プロレスラー木村花さんにも触れ「考えさせられる時間があってすごく落ち込んだ。少しでも(誹謗中傷を)少なくする活動をしたい」と心境を明かした。
7月4日に再開日が決まり「サッカーを通じて平和な日常を取り戻せるように僕たちも少しでも力になりたい」と決意を新たにした。