J3讃岐・竹内主将「こんなにもサッカーが好きだったんだ」四国チーム続々活動再開

 J3讃岐が12日、新型コロナウイルスの感染拡大で中断していた全体練習を再開した。香川県内における休業要請が解除され、県立の施設が使用可能となり、練習場所を確保することができた。人数などの制限はあったが、選手たちは約1カ月ぶりのグラウンドに笑顔。リーグ開幕へ向けて再スタートを切った。また同日、J3今治と、四国ILpの香川オリーブガイナーズも全体練習を再開した。

 ようやくの再始動。一度にプレーする人数は10人程度と少ない。しかしその表情は明るく、仲間とともにプレーできる喜びにあふれていた。

 先月14日にチーム活動を中断し、ようやく再開したチーム練習。オンライントレーニングなどは行っていたが、芝の上で直接顔を合わせるのは約1カ月ぶりだ。望月監督は「これからまた新たに始まるんだ、という感じ」と再出発を喜んだ。1カ月ぶりに芝を踏んだという主将のDF竹内も「サッカーができないことがこんなにも苦しくて、こんなにもサッカーが好きだったんだ」と改めて日常への感謝を口にした。

 密な状況を防ぐため、選手をポジションごとの3班に分けて時間差で、各班約1時間練習を行った。水分補給のボトルは1人1本ずつ。コンタクトプレーを伴うメニューは極力避けた。3月上旬から行っている検温と行動記録の報告も続けている。今後は状況を見つつ、段階的に練習の人数を増やしていくという。

 22日のJリーグ実行委員会で日程の協議が行われる予定だが、J3の開幕はいまだ不透明だ。望月監督は「出口が見えない中で気持ちを入れるのは…」と、選手の精神面を憂慮する。特にルーキー選手たちにその傾向を感じるという。

 他にも日々の練習場所の確保など、不安は残る。しかし状況は確実に明るい方向に向かっている。開幕を信じて準備を続ける。

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