C大阪・永石がコロナ感染 全カテゴリー10日まで活動停止

 J1のC大阪は1日、新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査でGK永石拓海(24)に陽性反応が出たと発表した。3月30日に元日本代表DF酒井高徳(29)の感染が確認された神戸では新たにトップチーム関係者1人が、J2群馬ではDF船津徹也(33)の感染が判明した。Jリーグ選手の感染者は計3人となった。

 サッカー界に及んだ新型コロナウイルスの脅威は拡大の一途をたどっている。大卒3年目のGK永石がJリーグ選手で3人目、C大阪では初の感染者となった。クラブの発表から1時間足らずで急きょ行われたウェブ上の会見で、C大阪の森島寛晃社長は「重く受け止めている」と頭を下げた。

 会見に同席した梶野チーム統括部長によると、永石は3月22日に大阪市内の友人宅で自身を含め計4人の会食に参加。同27日夜から食欲不振など体調不良に陥ったという。同29日に食事を共にした友人の一人に新型コロナの陽性反応が出たとの連絡を受け、同31日にPCR検査を実施し、この日、陽性反応が確認された。

 永石は3月24~27日まで練習に参加していたが、現時点で他の選手に風邪などの症状を訴える人はいないという。永石は平熱に戻っており、味覚障害などの症状はないというが、クラブを通じて出したコメントで「状況からみて、(会食に)参加すべきでなかったと大いに反省しております」と謝罪した。

 C大阪は発症日とされる3月27日から2週間にあたる4月10日まで、トップチーム以下、全カテゴリーの活動を停止。大阪市此花区の練習場や同東住吉区の事務所は同6日までの閉鎖する。活動停止中は全選手、スタッフに自宅待機を命じ、友人やチームメートとの外食も禁止した。

 11日に予定される練習再開について梶野部長は「保健所の指示を仰ぎながら対応していく」と語った。5月9日のJ1再開まで予断を許さない状況となってきた。

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