6月のW杯予選延期、7月のU-23壮行試合中止 森保監督「みんなが団結するとき」

 日本サッカー協会は1日、6月に予定されていたカタールW杯アジア2次予選のタジキスタン戦(6月4日・ノエスタ)、同キルギス戦(同9日・パナスタ)について新型コロナウイルスの感染拡大の影響のため開催を延期すると発表した。

 W杯のアジア予選に関してはアジアサッカー連盟(AFC)と国際サッカー連盟(FIFA)の協議の上で、当該国同士の合意ができれば開催が可能となっていた。既に、3月末の同予選のミャンマー戦、モンゴル戦の延期は決定しており、6月に関しても「両サッカー連盟と協議を重ねた結果」としての延期を発表した。新たな試合日程は決まっていない。

 また、今夏に予定されていた東京五輪の開催が約1年の延期となったことで、東京五輪の男子代表となるU-23代表の壮行試合(対戦相手未定・7月17日・ノエスタ)の開催中止も合わせて発表された。

 U-23代表とA代表を兼任する森保一監督は、協会を通じてコメントを発表。「6月に予定されていたFIFAワールドカップ予選の延期が決定しました。今、世界に拡大している新型コロナウイルスの感染状況を考えると、この決断は当然と考えています。これからの活動については、どの時期に再開しても、そのときに力を発揮できるよう、今できることに全力で取り組み、しかるべきときに向けて準備をしていきたいと考えています」

 「そして、東京オリンピックの延期にともない、大会直前に兵庫で予定していたU-23日本代表のキリンチャレンジカップ2020も中止することになりました。東京オリンピックは、2021年7月の開幕が正式に決まりました。今後の活動はSAMURAI BLUE同様、状況を見ての判断になると思います。オリンピック開幕も新型コロナウイルス感染症が収束していることが大前提です。我々が目指す金メダル獲得に向けて、次の活動を心待ちにしながら、選手、スタッフそれぞれが今できることに取り組んでいきます」

 「このウイルス感染をこれ以上拡大させないために、みんなが団結するときだと思います。こうした苦境で発揮される日本人の規律を守る心、団結力、組織力を私は信じています」とした。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス