新型コロナ陽性の酒井高徳は練習試合出場 相手クラブには「お伝えさせていただいている」

 J1神戸は30日、元日本代表DF酒井高徳(29)が新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査で陽性反応が出たと発表した。サッカー界では17日に日本協会の田嶋幸三会長(62)の感染が確認されていたが、Jリーグ選手では初めてとなる。

 Jリーグの公式戦が中断して以降、神戸はJクラブや大学生などと練習試合を行い、酒井も出場していたとみられるが、対戦相手や日程などを非公開としてきた。ウェブ上の記者会見で三浦淳寛スポーツダイレクター(45)は「練習試合に関しては実施している。ただ、相手があることなのでクラブ名に関しては控えさせていただきたい」と話した。立花陽三社長(48)によると「相手クラブには既に(酒井の状況は)お伝えさせていただいている」という。

 クラブによると、酒井は25日夜中に発熱し、26日に兵庫県内の病院で「急性上気道炎」と診断されたが、28日には「においを感じない」と嗅覚異常を訴え、兵庫県内の病院でPCR検査を実施したところ、30日午後5時過ぎに陽性と判定されたという。

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