酒井高徳「大変情けなく思っています」体温は平熱も、嗅覚・味覚がない状態続く

 J1神戸が30日、元日本代表のDF酒井高徳(29)が新型コロナウイルス感染のPCR検査で陽性判定を受けたと発表した。ウェブを用いた会見を行い、酒井は体温は平熱に戻っているが、嗅覚・味覚がない状態が改善していないと明かした。

 酒井は25日の夜中に38・0度の発熱を訴え、翌26日の練習を欠席。28日に体温は35・8度に下がったものの、軽度の頭痛とにおいを感じないといった症状があったため、PCR検査を受けた結果、30日午後5時に陽性判定を受けた。

 酒井は「今回はサポーターの皆さんや一般の方々、全選手、スタッフ、その家族やご友人に不安とご迷惑をおかけしてしまうことになり、本当に申し訳ございません。皆さんが日頃から、一生懸命に予防や対策をされてる中、自分もプロフェッショナルという精神を掲げ仕事をしていることを自覚し、人数の多い場所に行かない、消毒や手洗いをする等、気をつかって生活をしておりました。しかし、それでも、このようなことになり、大変情けなく思っております」とのコメントを発表した。

 さらに、「今、自分から発信できる事は、コロナウィルスは、本当にどこに潜んでいるかわからないという事です。感染してしまった以上、僕には自分以外の方の感染がないことを本当に心から願うことしかできません…。多くの方々にご不安やご迷惑をかけてしまっていること、全ての皆様に心からお詫び申し上げます。大変申し訳ありません」と謝罪の言葉を続けた。

 神戸は酒井が発熱するまで2週間の濃厚接触者のリストアップをし、酒井自身の行動記録とともに、保健所に提出しているとした。保健所の指示に従い今後は対応するという。チームは6日までのオフに入っていたが、それ以降にどうするかは、現時点では未定としている。

 3人の選手が陽性判定を受けた阪神タイガースの選手らとの接触は、現時点の行動記録からは確認できていないと否定した。

 クラブとしては、リーグ戦の中断期間で対戦相手を非公開で練習試合を行ってきているが、対戦相手に対しては状況を知らせていると説明した。

 また、酒井は現在、家族とは同居しておらず酒井と直接接触しての感染はないという。

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