五輪延期でのサッカー年齢制限問題、FIFAなどから連絡なし JFA説明

 日本サッカー協会(JFA)が29日、理事会と評議員会を開いた。ウェブを用いた報道各社へのブリーフィングが行われ、1年程度の延期で調整が進んでいる東京五輪サッカー競技での年齢制限についての質問が出た。JFAとしては、現時点でFIFA(国際サッカー連盟)やIOC(国際オリンピック委員会)から連絡が来ていないため、正式な行動を起こせていないと回答した。

 須原清貴専務理事が、報道レベル・憶測レベルの情報があることは理解しているとした上で、まだ五輪そのものの開催日程が決定していないこともあり、「不確定要素が非常に多い中でわれわれとしてもコントロールが及ばないところでいろいろなディスカッションが進んでおりますので前に進むことができない。決めることができないというのが実情です」と説明した。

 現時点ではFIFAやAFCなどから「何ら意見を求められていない」といい、「そういうものを待ったうえで具体的な動きをしたい。いろいろな考え方があってしかるべしだと思っています」と、正式な意見集約の打診があった段階でJFAとしての意見をまとめるとした。

 オリンピックのサッカー競技は開催年に満23歳になる選手までが出場できるという年齢制限がある(このことからU-23代表=23歳以下の代表=と呼ばれる)が、今回2021年に東京オリンピックが開催された場合、2020年に23歳になる本来なら出場可能な選手が24歳になるため参加できなくなってしまうのではないか、という点が注目されている。

 ただし、大会規定を読むと「1997年1月1日以降に生まれ」であることが条件とあるため、この文言通り考えると規定の変更なく、今年出場できるはずだった選手(今年23歳になる選手)は来年も出場できることになる。23歳以下の選手、というのは解釈上の問題で、当然ながら各選手の誕生日は変わらないため。

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