神戸フェルマーレン、欧州選手権の延期に理解「サッカーより大切なことある」
J1神戸のベルギー代表DFトーマス・フェルマーレン(34)が24日、今夏に予定されていた欧州選手権の開催延期について「プレーしたかったが、今はサッカーより大切なことがある。人の健康は何より大切なので受け入れるしかない」と理解を示した。神戸市内で行われた練習後、報道陣の取材に応じた。
ベルギー代表も出場権を得ていた欧州選手権は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によって、1年間の延期が発表されていた。
母国でも新型コロナウイルスの感染者数が3400人を超えており(23日現在)、政府による外出制限措置がとられている。フェルマーレンの妻子は来日しているが、ベルギーの親族らとは「頻繁に連絡は取っている」と明かし、「この状況が一刻も早く収束することを願っている」と神妙な表情で語った。