なでしこ、スペインに完敗 パスミスで勝ち越され…五輪へ厳しい船出

 「サッカー・シービリーブスカップ、スペイン3-1日本」(5日、オーランド)

 開幕し、国際サッカー連盟(FIFA)ランキング10位の日本代表「なでしこジャパン」は同13位のスペインに1-3で敗れた。前半は1-1で折り返したが、後半立ち上がりにパスミスから勝ち越し点を許すと、その後も劣勢が続いて3点目も失った。今大会は東京五輪へ重要な強化の場。日本は8日(日本時間9日)にイングランド、11日(同12日)に米国と戦う。

 日本とスペインは技巧を生かして連係で崩すのが得意な、似たスタイルだ。だがスコア同様、局面の戦いでも組織力でも完敗だった。DF熊谷主将は「厳しい結果を受け止め、次につなげるしかない」と言葉を絞り出した。

 日本は後方から組み立てて突破口を探ったが、そのパスワークは武器と呼べない出来だ。高倉監督は「無理やり目指しているのではなく、できるべき」と言うが、個々の判断力の重要性が強調され続けた一方、敵陣に入る具体的な経路はいまだに不明確なままだ。

 東京五輪での目標は金メダル。五輪出場を逃したスペインに「1ミリも対抗できずに負けた」(岩渕)という悔しさをどう生かすか。W杯4強のイングランドとぶつかる次戦で反発力が試される。

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