イニエスタ チャントなしの応援に「慣れていないので変な感じ」

 前半、横浜FC・中村と競り合う神戸・イニエスタ(撮影・神子素慎一)
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 「明治安田生命J1、神戸1-1横浜FC」(23日、ノエビアスタジアム神戸)

 今季初のリーグ制覇を狙う神戸は、昇格組の横浜FCと1-1で引き分けた。前半24分に先制されたが、後半29分にFW古橋亨梧(25)のゴールで追いついた。

 主将のMFアンドレス・イニエスタはドロー発進について「結果は残念。前半、特に組み立ての部分でいいプレーができなかった」と公式戦の連勝が8でストップしたことを悔しがった。それでも「後半は点を取ることに、より前向きになりチームとしていいプレーも増えた。チームとして進めるべき方向性も出せた」と収穫も挙げた。

 新型コロナウイルスの国内感染拡大を受け、神戸はこの試合から予防対策としてホームゲーム開催時に歌、チャント、肩組などの応援行為や、応援道具(旗、鳴り物、メガホンなど)の持ち込みを禁止した。いつもならフラッグはためくゴール裏も、張り出された横断幕とサポーターが目いっぱい広げたマフラータオルだけ。選手を鼓舞するチャントも禁止されているため、手拍子を繰り返すことで代用した。

 通常とは異なる応援での後押しには「慣れていないので確かに変な感じは確かにある。ただ、皆さんの安全のための対策でもある。今後、この状況が改善していくといいと思っています」と話した。

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