「明治安田生命Ｊ１、柏４－２札幌」（２２日、三協フロンテア柏スタジアム）

　１年でＪ２から復帰した柏は、ホーム開幕の期待を裏切らない快勝発進を決めた。前半１３分、ケニア代表のＦＷオルンガからパスを受けたＦＷ江坂が左サイドを突破し、左足を振り抜いてゴール右端の完璧なコースに先制点を決めた。同２０分には、裏へのロングパスに反応したＦＷオルンガが飛び出した相手ＧＫをかわし、左サイド奥に流れたが落ち着いてペナルティエリアに切り込み、右足で追加点を奪った。

　ネルシーニョ監督は「攻めるためにしっかり守備をすること」と送り出した後半も攻撃の手は緩めなかった。同１３分に左サイドから攻め上がったＦＷオルンガのクロスからＦＷ江坂がこの試合２点目を決めた。同２０分にはカウンターからＦＷオルンガも２点目を挙げ、昨季Ｊ２で３０試合の出場で２７得点の確かな実力を見せつけた。

　４－０とリードを広げた後、札幌のＭＦ鈴木、ＭＦチャナティップを中心とした攻撃を耐えきれず２失点したが、柏は守りに入ることなく攻め抜き勝利を手にした。