「VAR元年」のJ1が21日開幕 対象になる4点をおさらい

 2020年Jリーグのリーグ戦が21日に湘南-浦和(BMW)の対戦で開幕する。そこで、今季から新たにリーグ戦全試合で導入されるビデオアシスタントレフェリー(VAR)について、もう一度おさらいします。

 大前提として覚えておきたいのは、「主審の判定を“サポートする”ためのもの」であること。いかなる判定も、最終的に決定するのは主審の責任で行われる。また「明らかな間違いをなくす」ことを目的としているので、細密に、緻密に各プレーを見直しはしない。

 その上で、VARが助言するのは(1)得点かどうか、(2)PKかどうか、(3)退場にあたるプレーかどうか、(4)カードを出した人に間違いがないか、の4点に限られる。はっきりとシュートがゴールに入っているのにピッチ上の審判団が判断できなかった場合などが考えられる。

 そのため、例えばスローインがどちらのボールだったか、タッチラインを割っていたかどうか、ゴールキック・コーナーキックの判定を逆にしてしまった、などは対象にならない。

 一方、過去の海外の例でもよく見られるのはエリア内のハンドが見逃されたり、ファウルのあった地点がエリア内か外かの判定に大きな誤りがあったケースでVARが活用されている。

 プレーする選手は必死で、本来なら適用されないケースでも指でスクリーンを意味する四角を描きながら、VARの使用を求めて主審に詰め寄るようなケースもあるかもしれない。観戦する側は、冷静にVAR元年を見守りたい。

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