元なでしこ大野忍、笑顔の引退会見 今後は指導者に「技術だけでなく礼儀も…」
サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の一員として2011年女子W杯ドイツ大会優勝や12年ロンドン五輪銀メダル獲得に貢献したFW大野忍(36)が12日、東京都内で引退会見を開き「決断をするまでに時間はすごくかかったが、タイミングもそろそろだなと思った」と心境を口にした。
ロンドン五輪準々決勝のブラジル戦で、右足の切り返しから豪快に左足で決めた得点を「忘れたくても忘れられない」と一番の思い出のゴールに挙げた。
「丸い物を見ると全部蹴りたくなっちゃう。本当にそれくらい好き」と今でもサッカー愛は消えず、今後は指導者としての一歩を踏み出す。「技術だけでなく、メンタルの強さ、礼儀もちゃんとできる選手を育てていけたら」とトレードマークの満面の笑みで語った。