神戸 助っ人4人不在で始動 沖縄Cで合流 2・8スーパー杯イニエスタら出場微妙

 元日に天皇杯を制し、クラブ創設25年目で初タイトルを獲得したJ1神戸が22日、神戸市西区のいぶきの森球技場で始動し、今季初練習を行った。主将の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(35)ら外国人4選手は不参加で、26日から始まる沖縄キャンプから合流予定。リーグ初優勝を目指し、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)にも初出場する今季は、27人の少数精鋭で挑む。

 天皇杯覇者の船出は静かなものだった。19日間のオフを挟んで昨年より5日遅れの始動。MFイニエスタ、サンペール、DFフェルマーレン、ダンクレーの外国人4人は不在で、FW藤本、古橋、MF佐々木は別メニュー調整となり、フルメニューを消化したのは、わずか20人だった。

 フィンク監督はイニエスタらについて「少し長めのオフを与えることをクラブが決断した。(開幕の)準備期間は大事だが、休むことも同じくらい大事」と休養の重要性を説いた。母国に帰国中の4人は26日から始まる沖縄キャンプで合流する予定となっている。

 合流予定日から約2週間後の来月8日に今季初戦となる富士ゼロックス・スーパー杯でJ1王者の横浜Mと対戦。その4日後にはACL初戦のジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)戦を控えるため、スーパー杯でのイニエスタらの出場は微妙な状況だ。

 2月に5試合といきなりの過密日程が待ち受けるが、今季は昨季終了時より2人少ない27人で臨む(期限付き移籍を除く)。ACL登録メンバーの上限30人にも満たないが、フィンク監督は「選手が多すぎると各選手が『自分が必要なんだ』という気持ちがなくなってしまう。今の人数に満足している」と少数精鋭の意義を強調した。

 初日からミニゲームなど強度の高いメニューを敢行した。神戸がリーグ戦とACLを並行する未知のシーズンへ踏み出す。

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