日テレ3大会連続V!史上初2年連続3冠達成 4季連続得点王・FW田中が決勝点

 「皇后杯・決勝、日テレ1-0浦和」(29日、NACK5スタジアム大宮)

 なでしこリーグ1部同士の対戦となった決勝で日テレが浦和を1-0で下し、3連覇を果たした。前半7分、FW田中美南(25)がCKを技ありの右足ボレーで決めた。日テレは歴代最多の優勝回数を14に伸ばし、リーグ戦、なでしこリーグカップと合わせた3冠を史上初めて2年連続で達成。5大会ぶりに決勝進出の浦和は初優勝を逃した。

 なでしこリーグ史上最長、4季連続得点王のストライカーならではの決定力だった。前半7分、日テレの田中の右足がうなった。

 「(自分をマークする相手DFと自分との)距離が遠かった。(ニアの)空いている所に来たら『行けるな』と思っていた」と田中。そこに籾木からおあつらえ向きの右CKが来る。ボレーで合わせ、ゴール左隅に突き刺し、「ゴールは(籾木のCK)さまさまですけどね」と控えめに話す顔に点取り屋としての自負がにじんだ。

 来夏の東京五輪出場を夢見るが、国内で抜群の実績を誇りながら今夏のW杯フランス大会ではメンバーから漏れた。先の東アジアE-1選手権には招集されたが、日本代表の高倉監督の評価はなお厳しい。

 「自分では何が足らないか、何をしなければいけないか分かっている」。2季連続の3冠、11月の“女子版ACLひな型大会”制覇と合わせれば4冠という偉業にも浮かれた様子は見せなかった。

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