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【福西崇史 熱血EYE】良くも悪くも「スマートな」勝利

 「東アジアE-1選手権、日本2-1中国」(10日、釜山)

 2年に1度開催されるサッカーの東アジアE-1選手権が開幕し、3大会ぶりの優勝を目指す男子の日本は中国を2-1で下した。東京五輪世代を中心とした国内組の編成で臨む日本はMF鈴木武蔵(25)=札幌=が前半29分に先制弾。後半25分にDF三浦弦太(24)=G大阪=が加点し、逃げ切った。日本は14日に香港、18日に韓国と対戦する。女子の韓国-中国は0-0で引き分け。日本代表「なでしこジャパン」は11日に台湾と顔を合わせる。

  ◇  ◇

 試合開始直後は攻守とも味方同士の距離感、タイミングに悩みながらのプレーだった。そんな中で、個人的に期待していた森島が得点に絡んだシーンは、彼の良さが発揮できていた。

 森島は前を向いてドリブルを仕掛けて仕事ができる。プレーに余裕があるし、知性もある。ボールを持てば攻撃にリズムができる。その良さを本人が出せるか、それを周囲がどう生かすかに注目していたが、先制点はまさにそんな形だった。

 トップの上田にいい形でボールが入り、うまくヒールで落とした。その結果、森島が前を向いてプレーでき、鈴木のゴールにつながる決定的なラストパスを出せた。

 大会の初戦を白星でスタートできたが、良くも悪くもスマートに勝ったな、という印象だ。チームとしては残り2試合でさらに連係を高めてほしいが、やはり期待するのは個人個人がどれだけアピールできるかだ。

 今大会の代表はJリーグ勢の選出で、来年の東京五輪代表の強化とA代表のレギュラーを脅かす選手の出現に期待する両面が森保監督にはあっただろう。この日の中国戦でどれだけの選手が意欲的にプレーできたか。森島にしても、もっと周囲に要求する場面があっていい。(02年日韓、06年ドイツW杯日本代表=デイリースポーツ評論家)

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