ポステコグルー流ブレずに結実 堅守から転換2年目…理想追い求め横浜Mリーグ制覇

 「明治安田生命J1、横浜M3-0FC東京」(7日、日産スタジアム)

 首位横浜Mと2位FC東京との直接対決は、横浜Mが3-0で制し、15年ぶり4度目のリーグ制覇を決めた。逆転優勝には4点差以上の勝利が必要だったFC東京はゴールが遠く初制覇を逃した。横浜MのFW仲川輝人(27)とFWマルコスジュニオール(26)が15ゴールで得点王に輝いた。

 美しい理想を具現化できるということを、疑うことはなかった。就任2年目でタイトルをもたらしたポステコグルー監督は「選手もスタッフも、本当に誇りに思う。私たちが一番。FC東京は素晴らしいチームだった。でも、勝者は私たちだった」と胸を張った。

 攻撃的なスタイルを掲げ続けた。それまでのクラブカラーとも言える堅守からの方針転換で、昨季は残留争い。逆風も吹いたが指揮官は決してブレない。「難しい時にどれだけ信じてやれるか。お互いにリスペクトして、やり続ける。選手にはうまくいかない時は、自分が責任を取るので、やり続けてくれと話していた」。

 得点王のマルコス・ジュニオールが「監督の戦術をやることに、誰一人文句を言うことはない」と語れば、喜田も「今年はタイトルを取ると言ってスタートした。去年の結果だけを見れば、現実として考える人は少なかったかもしれないが、選手、スタッフの全員が心から思っていた」。魅力あふれる攻撃サッカーは、地道な一歩を確実に踏み進めてきたことで身についた。

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